循環式ブラスト工法Ⓡ

産業廃棄物を大幅に削減する 「循環再利用システム」

研削材は使い捨てのスラグ系の非金属系ではなく、破砕しない金属系のスチールグリットを使用します。回収された研削材は塗膜くずと共に真空回収装置によって回収され、選別装置で重量差によって塗膜くずと選別。その後ホッパータンクに戻り、再び噴射されるのです。この際、エアドライヤーにより湿度上昇による研削材の固結やサビを防いでいます。 これが研削材による産業廃棄物を最大限削減可能にした「循環再利用システム」です。

さんのうは、廃棄物の発生の抑制が可能な新しい工法
循環式ブラスト工法®を取り入れ、
東北の橋の長寿命化に貢献します。

循環式ブラスト工法®とは

循環式ブラスト工法®は、耐摩耗性の高い金属系研削材を使用し、ブラストによって剥離させた塗膜くずと使用した研削材を共に回収し、両者を選別したうえで研削材を循環再利用するブラスト工法です。研削材を循環再利用することで、その量に相当する産業廃棄物の発生を抑制し、環境負荷の低減を図ることができます。ブラスト時に発生する粉じんも最小限に抑えられます。

従来のエアーブラスト工法と違う8つのポイント

01 研削材を産業廃棄物にしない

塗装膜を剥がす研削材を砂から循環して再利用できる金属に変えることよって、産業廃棄物を剥がした塗膜くずのみにすることに成功。その削減量は従来工法の40分の1。

02 金属系研削材を使用するため粉塵が非常に少ない

循環式ブラスト工法®︎は、従来工法と違い耐摩耗性の高い「金属系研削材」を使用するため、研削材の破損による粉じんを最小限に抑制。地球環境だけでなく作業員の健康も守ります。

03 施工コストが安く工期が短い

1,000㎡の施工で塗膜くず約1t、研削材のゴミが約40t排出されていた従来工法から一転。塗膜くずと研削材の重さの違いを利用して分別する「循環再利用システム」により排出ゴミを塗膜くずのみにすることができました。

04 運搬資材が少ない

研削材と産業廃棄物の運搬料が少ない。

05 温室効果ガス排出量が少ない

産業廃棄物が塗膜くずのみになるため、運搬や処理行為の際に排出される温室効果ガスも削減。

06 遠くまで施工が可能

延長約400mまで施工可能。

07 確実な品質確保

専門的な教育訓練を修了したブラスト施工士による工事。

08 循環式ブラスト工法研究会の支援

研究会の技術支援と機器設備の相互支援システムの充実。

循環式ブラスト工法®に欠かせない養生シート

エコクリーンブラストシート
ブラスト作業には、作業エリアの負圧管理に加えて確実な養生が必要です。
研削材の飛散による衝撃でも破損しない耐久性と複雑な形状でも防護しやすい柔軟性が特徴で、有害物質が外部へ流出する危険性が無く安全です。
当社では万全の養生で地域環境を守り、安全な施工を行います。

循環式ブラスト工法®に欠かせない防護服

エコクリーンクールスーツ
エアライン機能を有した上下分離タイプの全身防護服で、全身を陽圧により有害粉塵から分離防護し、液体の化学物質の浸透も防ぎます。また、圧縮空気を冷気に変換することで、作業員を熱中症から守ります。
これらの機能により、エコクリーンクールスーツは作業員の安全性を向上させ、作業効率の向上に大きく貢献しています。

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